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先日のペンシルバニア大学の歯内療法科のチームが日本にやってきてシンポジウムが開催されました。
その日程初日に行われた外科のハンズオンコースの写真です。会場を提供してくれている会社の方が写真を撮ってくれていたようで今日送られてきました。
写真はマネキンを相手に片手でリトラクターという器具で歯肉を押さえて必死にオペしているところです。いわゆる歯内療法外科で根尖切除術というものです。歯肉を切って開いて内部の根の尖端を3mmくらい切断する手術です。さらに多くはMTAセメントという材料をマイクロスコープ下で根の裏から超音波器具を使用して穴を開けて特殊な器具で詰めます。逆根管充填と呼びます。これらの手術は歯科医師の治療技術の中では結構難しいレベルに該当するもので、今回のようなハンズオントレーニングなどを受けたりして少しずつ習得していくものです。
いつもマイクロスコープ下で丁寧に時間をかけてやっているので多くは治癒することが多いのですが、どうしても通常の治療では治癒できない。もしくは通常の治療が困難な場合などは歯内療法外科で歯を保存する必要があることもあります。外科はやりたくてやるものではありませんが、最終手段として用いる為には重要な手技と言えるでしょう。
しかし、できればここまでやらないで済むようにしたいですね。