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たまに歯内療法専門医と名乗っている歯科医師の話が今まで耳に入ってきています。しかしレベルは色々なようです。以前も記載したかと思いますが、まず根本的に日本では歯内療法専門医という公の定義みたいなものは結構曖昧です。アメリカでは専門医制度が確立しているので非常に明確になっており「Endodontist(エンドドンティスト)」という名の専門医(スペシャリスト)が活躍しています。
日本では日本歯内療法学会の認定する指導医や専門医は明確に存在しています。日本歯内療法学会(JEA)によると2011年1月現在で指導医は58名、専門医は161名(指導医込み)とのことです。
ただ、問題なのは専門医や指導医を持っているから絶対大丈夫ということはありません。(そもそも歯内療法というか医療に絶対大丈夫という概念がありません。)しかし、その分野の研究や勉強を特化してやっているのは間違いないでしょう。
私が教わっている歯内療法専門医という定義は、日々の臨床を歯内療法だけしか行わないスタイルの歯科医師のことを指します。
当院は歯内療法のみを扱う歯科医院ですので歯内療法専門の歯科医院ではありますが、私自身は週3日当院で歯内療法だけを行い、他の日にはクラウン(かぶせもの)や歯周病の治療などもしていますのでGP(General Practitioner)一般医という定義になります。現在ペンエンドの1年コースを受けているので将来は日本における歯内療法専門医(エンドドンティスト)になれればと思います。しかし、その壁はかなり高くて多くの困難があるため今苦労しているところです。
かなりマニアックですが、ネットなどで調べる時にその歯科医師がどのようなトレーニングを受けているのかを調べるのはある意味必要なことかもしれません。何せマイクロスコープ(ハード)があるだけでは難しいのでそれを使いこなす人間(ソフト)も非常に重要です。
そしてラバーダム防湿法を筆頭に無菌的にきちんとやっているかなど基本的なコンセプトを実践されているか?なども重要なファクターです。情報も多い時代ですが、その中でどの情報を選択するか?は結構大変ですね。