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先日に続き、またまた破折ファイルがある症例の対応をしました。歯科医師の間でよくある話ですが、「2度ある事は3度ある」に近い事です。同じような治療内容や出来事が連発する事は我々の日々の臨床でたまにあることです。
赤丸の部分がファイルというヤスリのような器具が食い込んで折れてしまっている状況です。もちろん日常の臨床で誰でもあり得ることですので問題ないのですが。起こらない方が良いに越した事はありません。
今回のケースもマイクロスコープ下で確実に視認できて超音波チップで確実に動いたので除去できました。折れていても感染しなければ問題ないですし、無理に除去しようとして歯を削り過ぎるのも問題ですので状況によって判断が必要になります。
私事ですが、幸いマイクロスコープを使用するようになって(歯内療法の勉強をきちんとするようになって)ファイルを折る事がほとんどなくなりました。(というかここ数年は折っていません。)やはり自由診療にしてきちんと診療費を頂いているのでファイルを早めに使わなくしたり、使い捨てにしたりしていますので当然折れる確率は減ります。
また、色々な高額な器具を使用しますから、それぞれを大事に使用したり、形成のコツが少しづつですがわかってきて、器具に変な負担がかからないように出来ているのかもしれません。
今回の偶発症は比較的高頻度に起こります。もし起きてしまった時は速やかにマイクロスコープのある歯科医院へ紹介するよう一般の歯科医院でもルールかしてもらいたいものです。