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日本で診療していると、たまに海外の歯科医院で診療した患者さんが来院される事があります。
先日は上海の歯科医院で根管治療(神経を取る処置)を受けた方が来院されました。
上海では銀歯を被せる事がほとんどないため、比較的高額な白くて綺麗なクラウン(被せ物)を装着する事が多いです。
今回はせっかく白くて綺麗な被せ物を上海で装着したのですが、レントゲン上で根の先端に黒い影のような像が出ていて、細菌感染が疑われる症例でした。なにせラバーダム防湿はしないで根管治療してますからね。根尖性歯周炎になっている可能性が高いですし、治療履歴から怪しいですね。
白くて綺麗な被せ物を削ってはずし、さらに中にはメタルコア(金属の土台)の状態になっていました。メタルコアを除去してみたら写真のような感じでした。
うーん、削り過ぎ・・・。1回目の根管治療でこんなに歯を削ったら折れるリスクが非常に高くなります。きちんとトレーニングを受けた歯科医師がやらないとこのようになる事が多いです。また、すでに部分的に茶色くなっており、感染歯質のようにも見えますのでクラウンを外して良かったなあ・・・。と感じられる状況でした。
まあ、過去の事をどうこう言っても始まらないので、これから再治療を上手くやっていき、無事根尖性歯周炎が治ってくれる事を祈ります。