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最近Doctorbookという会社のオンラインセミナーの収録があって、すでに公開されています。
忘れた頃にふとサイトを見てみたら・・・。
なんと2位に!
「どうしたら患者さんのためになる歯科医療が実現できるか?」
を考えてプレゼンテーションしたつもりです。
一般的な歯科医師に観てもらいたい内容になっています。
また、患者さんも自分の歯は自分の責任で大事にしてもらえたら良いなあ・・・。
と切に願っています。
今はコロナの真っ只中ですね・・・。世の中ソーシャルディスタンシングにテレワークなど社会情勢はかなり変化していますね。
コロナの感染よりも歯の感染の方が怖いので、皆様メディアから流れる情報には流されないよう注意が必要です。
先日、Doctorbookという会社でプレゼンテーションをしました。歯科関係者なら見れると思います。
そこでも伝えている事なのですが、歯内療法は症例によって簡単な事もありますし難しいこともあります。ほとんどの歯科医師は歯内療法についてあまり深く考えていません。かかりつけ歯科医院にてGP(色々な診療を一人でやっている歯科医師のこと)が歯内療法をするのか?専門医にアウトソースして対応するのか?などいくつか選択肢があるのですが・・・。
患者さんとしては、自分の口腔内は自分で守る必要があると思います。
最近来院患者さんと話すと、かかりつけ歯科医院から当院のような歯内療法専門医で治療する選択肢を提供してくれる歯科医院があまりにも少ないと患者さんも言っています。
是非今回のドクターブックのプレゼンテーションできちんと難症例の歯内療法(根管治療、生活歯髄療法など)は連携して対応するような歯科界の風土ができたら良いなあ・・・。と思います。
先日、株式会社ドクターブックが開催しているエールバトンという動画の収録が終わって既にネット上で公開されていると思います。
かなり恥ずかしかったのですが、何とかメッセージを動画で収録しました。
「コロナに負けずに頑張りましょう!」的な内容ですが、私の中ではコロナは特に気にする必要がないものだと思っています。
コロナを予防するには上気道感染をどうやって予防するか?だと思いますので、歯科や耳鼻科領域をケアする姿勢は非常に重要かと思います。
マスクやソーシャルディスタンシングの重要性はかなり低いと思います。毎日感染症をターゲットにしている歯内療法専門医としては感染を広く捉えれば多くの概略は掴めると思いますが・・・。
という訳で難しい事は抜きにして、とにかく日々口腔をきちんとケアして、一度きりの人生は楽しく生きたいものです。
バンコク在住の日本人の患者さんが当院に来院されました。
私は中国の上海では実際に診療出来るので、歯内療法専門医として診療出来ますが、残念ながらタイでは日本の歯科医師免許では診療出来ません。
今回はタイでは根管治療を受けるのが不安だという事で事前に連絡を取り合って、綿密に準備して診療に来てもらいました。2回で終わらせる計画を立て、実際に順調に1回目の診療が終わりました。
根管治療後の修復治療(クラウンなどの補綴物)はどこでやるか?はまだ未定ですが、タイ(バンコク)の歯科医院も紹介出来ますし、日本で治療する事も可能です。
歯内療法の治療は多くは1~3回で完結する事が多いので海外在住の患者さんでも十分質を落とさず治療可能です。ただし航空券や宿泊費はかかりますが、何かの予定のついでとかで日本に帰国する時を利用したり、今はLCCが発達していますので以前に比べたら航空券代も安く済む時代になっていますね。
他にも最近はシンガポールなどからも患者さんが来院されます。
海外ではなかなか治療も少し頑張れば普通に受診出来ます。
当院は羽田空港からも成田空港からもそれほど遠くないので、何かあればメールにてご相談下さい。バンコクと上海の現地では私本人が対応させて頂きます。
明けましておめでとうございます。今日から2019年の診療開始でした。
写真は歯の根尖部(先端の部分)にヒビ(破折線)を見つけてしまった時の写真です。キセノンライトの光が届いてはいるものの、カメラの静止画の画像にすると暗くて写ってないかもしれません。
今日の診療では歯が折れてしまっている症例が連発して、なかなか大変でした・・・。新年早々難しい症例が連発です。
歯の神経を取ると歯の寿命は短くなる傾向があります。取らないで済むならできる限り神経は取らない方が良いですね。でも、「取るか」「取らないか」の診査、診断がなかなか難しいんですよね・・・。
処置だけではなく診査・診断も非常に重要であり、歯内療法専門医のように特化したトレーニングを受けた歯科医師とそうでない歯科医師とでは明らかに結果が異なります。
今年も患者さんが受診しているかかりつけ歯科医院の歯科医師からのご紹介のみ診療を受け入れ、きちんと元の医院にお戻しして、患者さんとGPの歯科医師の為になるよう活動していきたいと思っています。宜しくお願い致します。
日本で診療していると、たまに海外の歯科医院で診療した患者さんが来院される事があります。
先日は上海の歯科医院で根管治療(神経を取る処置)を受けた方が来院されました。
上海では銀歯を被せる事がほとんどないため、比較的高額な白くて綺麗なクラウン(被せ物)を装着する事が多いです。
今回はせっかく白くて綺麗な被せ物を上海で装着したのですが、レントゲン上で根の先端に黒い影のような像が出ていて、細菌感染が疑われる症例でした。なにせラバーダム防湿はしないで根管治療してますからね。根尖性歯周炎になっている可能性が高いですし、治療履歴から怪しいですね。
白くて綺麗な被せ物を削ってはずし、さらに中にはメタルコア(金属の土台)の状態になっていました。メタルコアを除去してみたら写真のような感じでした。
うーん、削り過ぎ・・・。1回目の根管治療でこんなに歯を削ったら折れるリスクが非常に高くなります。きちんとトレーニングを受けた歯科医師がやらないとこのようになる事が多いです。また、すでに部分的に茶色くなっており、感染歯質のようにも見えますのでクラウンを外して良かったなあ・・・。と感じられる状況でした。
まあ、過去の事をどうこう言っても始まらないので、これから再治療を上手くやっていき、無事根尖性歯周炎が治ってくれる事を祈ります。
クラウン(被せ物)を外して、むし歯の部分を削っていったら歯がほとんど失われて、根だけになった状態の歯の写真です。
このように歯の体積が相当ない場合はラバーダム防湿法を行う場合の歯にひっかけるクランプという金属が上手く歯にかからない時があります。そのような場合には歯肉にラバーダム防湿のクランプをかけて、何がなんでもラバーダム防湿をおこなって根管治療を行います。
正しい根管治療はラバーダム防湿をしないで行う事はあり得ません。ラバーダム防湿をしないで根管治療をすると歯の内部に細菌感染を起こしやすくなるため、根の治療をするのであれば、最低でもきちんとラバーダム防湿をする歯科医院でやりましょう。
ラバーダム防湿が出来ないほど歯質が喪失した歯は基本的に抜歯になります。
お盆休み明け初日の診療が無事終わりました。休み明けにも関わらず初日から外科的歯内療法の手術がありました。
同じ勉強会に所属している歯科医師も見学に来てもらいお手伝いしてもらったので、何とかスムーズに手術が終了しました。
今日の症例は左上の小臼歯で普通に再根管治療でやり直しをしても症状が引かず、難治化していると思われる歯でした。外科的歯内療法の時はマイクロスコープを使用する事で明らかに成功率が上がります。今まで治らなかった場合でもかなりの確率で治癒します。
今日の患者さんも症状が落ち着いて3ヶ月後に治癒している事が確認できる事を祈っています。
最近、今まで紹介していなかった歯科医師から紹介されてくる患者さんがチラホラ出てきています。当院は基本的にかかりつけ歯科医院からの紹介状がないと受付けない診療システムの歯内療法専門の歯科医院です。
理想はアメリカのように全てのかかりつけ歯科医院の歯科医師が難症例や難治化(なかなか簡単に治らない状態)した症例は専門医に紹介するという流れです。
ただ、実際に患者さんからよくよく聞いてみると、「専門医の先生に診てもらいたい」とか、「一番良い方法は何ですか?」とか「一番治る確率が高い選択をしたい」とか「先生だったらどうしますか?」とか、まあ色々と言い回しがありますが、患者さんからかかりつけ歯科医院の歯科医師に何かしらの意思表示をしてから紹介してもらう手続きをする場合が結構見受けられます。
これは別にかかりつけ歯科医院の先生を悪く言う意図はないのですが、ルーティンで全ての患者さんに専門医を紹介するのって結構大変なんですよね。
「専門医について」や「なぜ外部に委託しないといけないのか?」などなどいずれにしてもなかなかの説明が必要ですし、ましてや他の医療機関に紹介するとメールしたり紹介状書いたり色々と手間がかかります。その割にメリットもあまりないと考えられる傾向はあるかもしれません。
医師も歯科医師も日々忙しい中で診療していると思います。一旦ルーティンになってしまえば良いのかもしれませんが、全ての歯科医院がそうなっている訳ではないですし、こちらからそれを期待するのも難しいかもしれません。
一つ確実に言える事は、患者さんには歯科医院を選択する権利がありますし、歯科医師もそれに対して真摯に応える義務があるという事です。
言いづらいかもしれませんが、かかりつけ歯科医院の担当医に勇気を出して「根の治療は歯内療法専門医を紹介してもらえませんか?」って聞いてみるのも良いかもしれません。
先日、AAE(アメリカ歯内療法学会)の年会費を支払った投稿をしましたね。
その時に年会費の請求書が送られてきてて、封筒内にはマグネットが入ってました。
75周年みたいですね!
アメリカの歯内療法の会が75周年か〜・・・。単純に凄いなあと思いました。
所属している勉強会でも古い文献を読む機会が多くありますが、欧米の歯内療法のレベルって昔からなかなか凄いですし、今も変わってない事が沢山あります。
日本の場合は健康保険制度が仇となり、当たり前の処置が出来る環境ではないので、根管治療が上手くいかず、根尖性歯周炎の有病率が非常に高くなっている状況だと思われます。
まあ、私も昔は同じでしたが、「ほとんどラバーダムなんて使用しないで細菌だらけの口腔内を触ったら、そりゃ細菌感染するよなあ〜・・・。」って今なら冷静に考えられますが、当たり前に行われている日々の日常って異常な事に気付かないんですよね。これって凄く怖いことだと思います。