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歯の感染は段階(重篤度)により処置が異なり、大きく分けて3つの処置となります。
また、予後の悪い、または治らない場合は上記の処置に加え外科的な処置を行います。
小さく神経が露出しそうな又は露出してしまった部分や根管口部まで歯髄(神経)を除去し、できる限り神経を温存する方法。歯が長期で保存される確率が高くなる。
歯髄(歯の中の神経や血管などの組織)を取り除く方法。根の先への感染拡大を防ぐ。
すでに感染から時間が経過している神経の組織を除去し薬を詰める方法。
① 根尖切除術 + 逆根管充填
根管充填後、外科的に歯肉をめくり根っこの先を切除する方法。根っこの先3mmを切除。(根尖切除術)更に根っこの先の切除面の裏側から超音波チップを用いて穴を掘りMTAセメントなどをつめる。(逆根管充填)
これを同時に行うことが多い。
② 意図的再植術
①が困難な歯に対して(下の6,7番大臼歯、上の7番大臼歯など)一度歯を抜き口腔外で根尖を切除して再度意図的に歯を戻す方法。
または①の処置が上手くいかなかった際の最終手段。
その他、部分的に抜歯をして残りを保存する方法などもあります。
<症例>
術前 (BEFORE) |
近心根(手前側の根)がわん曲しており、根尖部(根の先端付近)でパーフォレーションしている症例。 |
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根管充填時 | 22年5月18日
セメントを用いて根管充填を行った。 |
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意図的再植術 直後 |
22年5月26日
慎重に歯が割れないように抜歯を行い、口腔外にてマイクロスコープ下で根の先の部分を切除し、抜歯した歯を元の部位に戻した。 |
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術後経過 (AFTER) |
22年9月10日
動揺は完全に収まり補綴が終了した。レントゲン的に透過度は縮小傾向を示し、現在のところ予後は良好と判断される。今後さらなる経過観察を続ける必要がある。 |